リスクマネジメントの種は商売の種でもある

リスクマネジメント

リスクは決してただの厄介事ではない

リスクマネジメントを行うにあたり、まずは創造力を働かせてリスクを識別します。そして、そのリスクにどう対応するのか考えるのですが、リスクマネジメントは決して受け身で「守る」だけの概念だけではありません。そのリスクが重要で、皆が注目するのであればそれは商機にもなり得ます。本稿ではリスクマネジメントから攻めに転じるケースや考え方を整理します。

ESGは一大ビジネスに既になっている

ESGが大変流行しています(もう流行の後退が始まっている分野もあります)。特に環境、カーボンニュートラルはメディアでも大きく取り上げられたこともあり、多くの企業が前向きに取り組んでいます。ESGの風潮の中で環境を軽視した企業活動を行うことは明確にリスクです。他方で、環境に取り組む企業が多いということは、そうした企業のサポートをするサービスに商機があるということ。例えば脱炭素機械の販売や、カーボンニュートラルへの取り組み方の講演などのニーズは多く、こうした商売にいち早く着手すればビッグチャンスを得られるかもしれません。

日本では男女平等・ジェンダー問題が間もなくブームになる

カーボンニュートラルは最早ブームのピークを過ぎた感のある分野ですが、同じESGでも男女平等やジェンダーはこれからどんどん社会の注目を集めます

女性のキャリアが出産で断絶され、社会進出が世界的に見ても低水準にとどまったままであったり、吉野家の役員による「生娘シャブ漬け」発言など、日本ではまだまだ女性や外人、LGBTらに対して大変厳しい社会になっています。これを何とかしようという機運が必ず高まり、そこに大きな商機は必ず発生します。

ピンチはチャンスの種

リスクマネジメントを行うと、識別したリスクに対応しなければと近視眼的になりがちです。しかし、そのリスクが一般的なものであればあるほど、皆、そのリスクに苦しんでおり助けてほしい状態だということです。こうしたリスクにいち早く取り組み、そのノウハウを提供するだけで、1つコンサルタント業務が成立します。自分のピンチは社会のピンチ。そうとらえると、そのピンチから救うことが社会のニーズに応えることになります。

まとめ

リスクには対応する必要がありますが、決して受け身で守り一辺倒である必要はなく、逆にその機会を活かすという発想の転換も大事です。

当研究所では、リスクマネジメントの経験豊富な弁護士・公認会計士が、御社のリスクを逆に商機とできないかという観点もふまえて相談対応いたします。下記よりお気軽にご相談ください。

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