起業

起業を一人で行うか複数人で行うか悩みどころであるが、まずは一人で始めるのをお勧めする。一人であれば業務量に応じてコスト調整がしやすく、リスクも合わせて調整しやすいからである。追って信頼を積み重ね、仲間を集めていくのが合理的な起業シナリオである。

シンクビッグという言葉があります。起業時には大きく考えることが大事だということで、これはその通りです。最初から小さくまとめようとすると、起業は小さくしか育てません。まずは大風呂敷を広げて、実際の行動段階でこれを常識的にまとめていくことが起業のセオリーです。

起業リスクに仲間とうまく連携できないというものがある。各自が主張しすぎると意思決定のスピードが落ち、縦割り組織で他部署に無関心であっても組織はうまく機能しない。そこで、顧問を横串にして、意思決定のスピードを維持しつつ、仲間同士の連携を図ることを推奨する。

外部からのノウハウ獲得の手段はいくつかあるが、そのばで消えてなくなるセミナーなどの「授業」はお勧めしない。内容を理解できるまで繰り返し視聴できる本やYouTubeが効率的であり、外部から顧問を招聘して実践的に学ぶことも良い手段の１つである。

起業当初はPRが大事である。PRとは企業が有する様々な関係性を前向きに発展させていくマネジメントのことを指す。鬱陶しいクレーマーにも丁寧に接し、数少ない関係先を有する相手が少しでも多く、自社に対価を支払ってくれる方向に動かすことが大事である。

起業時のアイディア出しの手法として、特許発明誕生の経過に詳しい弁理士兼弁護士・公認会計士がコツを伝授し、その後のアイディアの実現をサポートします。無から生み出そうとするのではなく、既存のものの組み合わせや不便の解消が望ましい考え方となります。

起業時は張り切って商品・サービスを創りこみがちであるが、複雑なものを作りこんでも市場で理解されるのに時間を要するため、成功事例に少し手を加えたくらいがちょうどよい。その後、模倣等による法的リスク対応や、会計・税務上の難題は当研究所にご相談ください。

顧客のコメントが容易に入手できる環境作りが大切。そこにニーズがあり、口コミの源泉にもなるからである。愚直にアンケートに記入してもらうのではなく、YouTubeのコメント欄のように、相手がいつでもどんな内容でもストレスなくコメントできることが望ましい。

起業時は重要メンバーがコア業務を集中的にしてとにかくノウハウを蓄積し、主要メンバーの成長を促すべきである。しかし、何がコア業務であるかは、時間の経過とともに変遷する可能性があるため、注意深く自社業務の棚卸をして役割分担を工夫すべきである。

起業時にアイディア出しの一般的手法として、周囲の良いやり方や不便な点を見つけることが有効です。良いものを別の分野に応用したり、不便を工夫して解消することで顧客ニーズに応えた商品を生み出せます。また、その後のサポートを弁護士・公認会計士が丁寧に行います。