外部からの効率的なノウハウ獲得術

起業

カネ・ヒト・モノ・ノウハウ

起業するには、カネ・ヒト・モノ・ノウハウが必要だと言われます。

カネに関しては借入等で、ヒトに関しては新規雇用で、モノに関しては購入やレンタルで調達しますが、ノウハウの調達に関しては少し異なる側面があります。そこで、本稿ではノウハウの効率的な獲得方法について整理したいと思います。

外部からのノウハウ調達方法

ノウハウには、内部で磨き上げるものと、外部から調達するものとがあります。調達という観点で重要なのは後者で、外部から調達した情報を自社内で試行錯誤して高度化したり、カスタマイズすることにより、自社の重要な無形資産としてのノウハウが確立されます。

外部からノウハウを調達する手法として、最も端的なのは共同開発などの提携です。既にノウハウを有する他者と一緒に業務を行うことにより、業務の中で実践的に相手のノウハウを吸収することができます。

近時、異業種のコラボ企画が流行しています。このようなコラボ企画のメリットはいくつかあるのですが、コラボすることにより、相手のノウハウを吸収できる点も大きなメリットの1つです

本は買って読め、セミナーは内容を選べ

外部からノウハウを得る手段として、セミナーを思いつく人も多いかもしれません。経験やノウハウを有する方が丁寧に説明してくれるセミナーは、ノウハウ獲得の1つの手段です。

しかし、セミナーのような「授業」は、その場で学習が終わってしまい、実践までに忘れてしまうことも往々にしてあります。また、1度にすべての内容を理解することはなかなか困難で、効率性を考えると意外に良いものではありません。そのため、セミナーは、グループディスカッションがあり名刺交換の機会があるものを除けば、あまり対価を支払って行くメリットはなく、無料のものか、YouTubeで時間のある時に興味のある番組を、理解できるまで繰り返し聞くほうが効果的です。

「授業」がその場で消えてしまうのに対し、アナログですが、本は消えてなくなりません。興味のある内容の本を購入し、時間のある時に理解できるまで繰り返し読むことも意外に効果的な学習法で、伸びる組織のリーダーは必ず定期的に読書をしていると言われています

講師を招聘する

外部から優れた人材を、講師として招聘することも良い手法の1つです。ここで、文字通りに講師として、社内講演をするだけでは、セミナーと一緒であまり意味はありません。顧問と契約し、自社内で実際に業務に携わってもらうことが大事です。その業務を従業員がアシスタントとして補助したり、横で様子を見ることで、顧問のスキルやノウハウを実践的に吸収することが可能となります

まとめ

以上のように、外部からのノウハウ獲得の必要性は高く、その手法は効率重視で選んでいく必要があります。

当研究所では、幅広い分野についてスタートアップ企業の人材育成や、ノウハウ集積のお手伝いをしております。スポットのご依頼でも問題ありません。下記よりお気軽にご相談ください。

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