知財戦略 「ウチと似た表示使うな」という警告書が届いた際のチェックポイント 自社の類似表示を使用するな、という警告書が届くことは稀ではありません。その際に、根拠法令毎に抜け穴はたくさんありますので、まず法令と、相手表示の状態を確認すれば対策の方向性が見えてきます。類否判断や先使用権などは羽根井分析が必要なので早めの弁護士への相談が有効です。 2025.02.05 知財戦略
知財戦略 予想外に商標権侵害にならないパターンと法律違反になるパターンの違い 商標権侵害から逃げ切れるケースとして①非類似と②分類違いがあり、逆に違法とされるケースとして、①知らなかったと、②不正競争防止法違反のケースが考えられる。商標の類比もかなり判断が複雑化してきているため、専門家への早めの相談がお勧めです。 2025.01.27 知財戦略
知財戦略 知的資産経営の初歩、例えば物価高騰この時期に重宝する資源は? 知的資産経営の重要性が増しています。特許権などの知的財産権よりも広く、無形資産よりは狭い有用な資産で、例えば安く、または安定して仕入れられる取引先や有能な従業員もこれに該当します。こうした資産を長期契約で維持し、リスキリング等で伸ばす施策が重要です。 2025.01.22 知財戦略
知財戦略 特許侵害訴訟は優れた弁護士でも弁理士でも一人では対応しきれない 侵害訴訟単体ならば経験のある弁護士1人で対応できるが、無効審判が生じると弁護士には荷が重く、当該技術分野に詳しい弁理士に依頼する必要がある。多様な意見を出す必要があるが、無駄にメンバーが多すぎると意見集約が遅れ意思決定が乱れるため、人数は絞るべきである。 2024.12.25 知財戦略
知財戦略 大谷選手の偽ユニフォーム販売。法律違反をかいくぐれないこれだけの理由 大谷選手の偽ユニフォームを売った場合まずは商標法違反が問題となるが、仮にこれを巧妙に乗り越えても、その先に不正競争防止法等のハードルがまだまだあり、最終的には逃げ切れない。著名な表示ほどハードルは高くなるため、安易な偽物販売はやめましょう。 2024.12.10 知財戦略
知財戦略 改めて考える生成AIとの付き合い方 生成AIは早晩、あらゆる人間が活用する時代になります。その際、生成AIを人間のアシスタントにして人間の仕事を補完させるのではなく、お互いの強みを活かして最適な役割分担を構築することが、業務効率性を飛躍的に向上させ、組織を成長させます。 2024.11.22 知財戦略
知財戦略 「みどりマキバオー」の運転代行。明確なようで意外に難しいポイント みどりマキバオーの名称を用いた運転代行業者がいましたが、その名称は有名でも商標法・著作権法では保護されず、不正競争防止法の主張が通るかも微妙な案件で、仮にイラストを使用していなかったら勝訴は難しかったかもしれない際どいケースであった。 2024.11.14 知財戦略
知財戦略 「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録へ!その手続と留意点 伝統酒の製造法がユネスコに無形文化遺産として登録される見通しであるが、これをチャンスに変えるためのプロセスは複雑で外国人に奪われては元も子もない。法律での保護はなかなか難しく、暗黙知として、信頼できる後継者に慎重に承継していく必要がある。 2024.11.07 知財戦略
知財戦略 「下からガッツリまぜる」は法律上保護される? 「下からガッツリまぜる」は商標権を有していても法律上保護されにくい。著作権は成立せず、商標権は区分が違えば無意味。そこで、コントなどのショートフレーズは身振りを交えて映像化してその映像の著作権保護が有効となる場合がある。 2024.10.31 知財戦略
知財戦略 先行特許調査は継続的に行わなければならない理由 ゲームに関する特許訴訟が相次いでいる背景には、先行特許調査の粗さがあり、それは先行特許調査の難しさも示しています。特許調査は簡単ではないからこそ、継続的に、自社製品の変更内容も適時にふまえながら、多角的に行う必要があります。 2024.10.24 知財戦略