妥当な顧問料の計算方法

顧問契約

顧問料は基本的に毎月の平均相談時間×顧問のタイムチャージ

法律顧問等の顧問料はしばしば高いと言われます。これを検証するために顧問料の内容をまずは整理してみましょう。
基本的に顧問料とは、顧問の専門的知見をベースとした相談料で、相談時間は季節変動がありますがこれを平準化して、「毎月の平均相談時間×顧問のタイムチャージ」と整理することができます。

割安にするために、まずは何でも相談してみましょう

顧問料が高いと感じる背景には、顧問に相談する内容を相談者側が絞り過ぎていて、相談件数が少ないという問題のあるケースは多いです。しかし折角契約した顧問ですので、積極的に活用しなければ損です。
そこで、相談内容を絞らず、疑問に感じたことはどんどん相談してみましょう。もちろん、実相談時間が一定時間を超えると翌年の顧問料が上がる可能性があるため、その範囲内であるという前提ですが、念のため相談したら予想外の答えがあったというケースは意外に多いです。

顧問のタイムチャージだが、顧問本人が対応しているか

中堅以上の法律事務所でありがちですが、顧問に相談しているのに若手弁護士がいつもレスポンスしてくる、というケースがあります。顧問料は顧問自身のタイムチャージで算定しているため、これは見事な「中抜き」行為です。
もちろん、顧問としては、「きちんと自身が指導のうえ、返答内容も検証している」というとは思われますが、いつも顧問以外が対応する場合、顧問料の減額を交渉する要因の1つにはなると考えられます

数値以外のメリット・デメリット

顧問料は上記の計算式で算定されるのがベースですが、数値以外の評価要素がいろいろあります。
例えばレスポンススピード。当然早い方がよいに決まっていますが、著名な顧問は往々にしてレスポンスが遅く、無名の顧問は早いという差がしばしば生じます。
さらに、レスポンスの正確性。業界や企業の実情をふまえた正確なレスポンスをしてくれる顧問は、そうでない顧問と比べようがなく、その差に金銭価値はつけられません。

まとめ

以上のように、顧問料が高いと感じる場合、これを割安にする取り組みや減額交渉のポイント、金額以外に重視すべき点がいくつかありますので、これらを参照により良い契約関係を構築してみてください。
当研究所では幅広い分野に精通した専門家が、スピーディかつ必ず本人が相談対応いたします。下記よりお気軽にご相談ください。

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