起業時こそミッション・ドリブン経営を

起業

同じ方向を向いて活動することの重要性

起業当初は暇なように見えて、実はやることが非常に多いです。一見、単純な事務作業に見える活動でも、各自がバラバラに行うとまとまりがわるく手戻りややり直しが発生してしまうかもしれません。そのため、起業当初こそ一体的に同じ方向に向かっていく必要があります。

同じ方向に向かっていくために、1つ1つこまめにコミュニケーションをとっていく手法もありますが、忙しくなるとこうしたコミュニケーションを行う時間をとれない可能性もあります。本稿では、そうした場合の効果的な対処法を紹介いたします。

ミッションの重要性

組織が一体として動いていくために「ミッション・ドリブン経営」が最近流行しています。ミッションとは企業が世の中のために果たしていく氏名や目的、存在意義です。これを明確にしておくことで、従業員は企業のミッションに合致するよう自身の行動を判断し、結果として全員が同じ方向へ歩んでいくことができます。

「ミッション・ドリブン」とはミッションに突き動かされるという意味で、崇高なミッションがあればあるほど、従業員はより高い目標、より厳しい目標を設定して前向きに行動していくことができます

ミッションの定義の仕方

こうしたミッションの重要性により、ミッションをどう定義するかが大事です。まず何より従業員にわかりやすい内容であることが大事で、ミッションの解釈がバラバラでは従業員は一体的には動けません。

他方で、ミッションがありふれた内容であればわかりやすいのは良いのですが、従業員を前向きに突き動かす力は弱く、なんとなく活動しがちになり、あまり効果が高くありません。わかりやすく、かつ、前向きな原動力となるオリジナリティが求められます

ビジョン・バリューとセットで組織全体の方向性を明らかにしよう

ミッションを定める際には、ビジョンやバリューと合わせて組織全体を定義するよう心がけることが大事です。ビジョンとは企業が将来どうあるか、バリューは企業が社会に何をもたらせるかです。

こうしたビジョンやバリューと合わせ、顧客や取引先にどう接するかという対外的な方針のみならず、採用や評価、組織構成のあり方など、対内の方針も明らかにすることで、従業員を前向きに突き動かしていくことが可能となります。

まとめ

ミッションはただのスローガンのようにも見えますが実は大変大きな役割を有するもの。慎重に丁寧に作り込むことが大事です。

当研究所では、様々な組織と関わりを有し、その成長を見届けてきた経験豊富な弁護士・公認会計士が、御社の成長のために幅広くお手伝いを行っております。下記よりお気軽にご相談ください。

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました