起業時のSDGsの意識が報われるコツ

起業

SDGsはポイントを絞って重点的に取り組むことで効果

SDGsやESGが隆盛です。これらは比較的大きな企業が取り組むものと思われがちですが、中小企業や起業当初の会社も取り組む意義があります。ただし、闇雲にやればよいわけではなく、ポイントを絞って取り組む必要があります。本稿ではこの点を整理したいと思います。

自社のSDGs

SDGsを考えるスタート地点はもちろん、自社の持続可能性です。短期間で事業がとん挫しては、自分だけでなく、出資者や従業員が皆負担を被ってしまいます。

そのため、想定外のリスクが生じた際にもどのように生き残るか、油断せずに幅広く準備することが重要です。

また、持続可能な組織を構築するためにはそれに応じた人材確保や、絶えざる訓練・教育が必要です。互いに厳しすぎず甘すぎずで、適度な緊張感のある組織にすることが大事です。

地域のSDGs

地域は自社だけ良ければよいというものではありません。地域の中の1社と自社を位置づけて、地域全体としてどうSDGsを推進していくかを考える必要もあります

地域に必要な機能は必ず一定のお客がつき、存続な望まれます。例えばおいしいラーメン屋は、過剰な域に達しない範囲では、2軒でも3軒でも地域にあってほしいものです。

地域のニーズを的確に理解し、これを確実に提供する。この試みだけで一定の売上は確保できますし、この意識こそ絶対に忘れてはならないものです。

サプライチェーンのSDGs

サプライチェーンの共存も大事な観点です。取引先がなくなれば事業を継続できないのであれば、自力の目がないということです。共存により、末永くい互いに存続できるような仕組みの構築は必ず必要です。

また、複数の中小事業者の連携は補助金等の対象となることも多く、意外に多くのビジネスチャンスをもたらします。自社の生き残りで頭がいっぱいの時であっても、ぜひ、サプライチェーン同士で共存共栄をしっかり話し合い、具体的な行動に移していくことが大事です

まとめ

以上のように、起業当初であっても、意外にSDGsに取り組む場面は多く、通常業務に上乗せでそのような業務に取り組むのは大変ですが、頑張って行うことでより組織の成長速度があがり、企業の地盤も堅固になっていきます。

当研究所では、SDGsの評価について大学院で研究を深めた弁護士・公認会計士が御社の安定的な成長のサポートを幅広く行っています。下記よりお気軽にご相談ください。

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