起業時の商品戦略

起業

「当店のウリはこれだ」という個性ある商品の作りこみ

起業する最初の商品戦略は非常に重要です。ここではラーメン屋を新規開店するケースを想定します。「多くのお客に来てもらいたいので幅広く全種類のラーメンを提供したい」と考える人もいるかもしれませんが、これは大悪手です。

なぜ商品ラインナップを広げると悪手かというと、これではお店の「ウリ」が何であるかがわかりにくなり、お客に「また来よう」と思われにくくなるのが痛恨の効果となります。また用意する食材の種類が増えれば増えるほど売れ残り処分や在庫も増え、収益を圧迫してしまいます。

起業時の数少ない顧客との接点で一番大事なことは、その顧客に何か1つでも印象を持ち帰ってもらうこと。これが再来店の契機になったり口コミの起点になります。そのため、起業時はメニューは少なくとも、「当店のウリはこれだ」という強烈な個性ある商品をしっかり作りこんで提供することが非常に大事です。

ブランド戦略

こうして、「目玉商品」の開発に成功したならば、なかなか気づきにくいですが是非やっておいた方が良いのがブランド戦略です。

せっかくの目玉商品を、平凡な「味噌ラーメン」などと命名してはもったいないです。店名を商品名につけるなどして、オリジナルの名称を付すことで口コミの効果もあがり、店舗・商品ともにブランド力を増していくことができます。

名称選択は慎重に

ここで、将来、ブランドの源泉となる店名や商品名は慎重に選びましょう。既に他の同業者が使用している名称を使用すると金銭請求されるおそれがあります。また、先にその名称の使用を開始しても、後発隊が狡猾に商標法や不正競争防止法を駆使して攻めてくるおそれがあります。

こうした事態に備えるため、まずは自身でネットで、自ら使用しようとしている名称を複数の観点から検索して、他者の使用状況をチェックすべきですし、商標出願を考えるならば、プロである弁理士に専門的な検索チェックをかけてもらうのも有効です。

まとめ

当事務所では経営×弁理士×弁護士×公認会計士の知見を生かし、

商品の作りこみ→ブランド戦略策定→知財リスクの分析→その他法的リスクの分析→各リスクの金額的インパクトの算定、を一気通貫で提供いたします。

起業をお考えになりましたら、まずは下記よりお気軽に見積依頼いただけますと幸いです。

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