育児休暇の活用は企業と従業員にどのようなプラスをもたらすか

コンサルティング

1.ニュースの概要

育児休暇の取得推奨が進められ、中には半強制的に取得を促したり、休暇中の手取給与全額を保障する企業も増えています。もちろん、こうした取り組みはやるにこしたことはないのですが、そこに実質的なメリットがあることを明確に意識してそのメリットを活かす方向で進めて行くことが大事です。

2.ニュースのキーワード

ESG,育児休暇,働きやすさ,エンゲージメント,採用

3.育児休暇促進の実質的なメリットと注意点

育児休暇の取得を促進するのはESGの一環で、女性の積極的な登用や環境配慮などと同様の方向の取り組みです。SDGsやESGが最近よく注目されますが、これらが注目されるのは、長期目線で企業が持続的に成長発展できるかへの意識が高まっているためです。その場さえしのげればよいという現場対応や、男尊女卑の環境が残る企業がこの先生き残るのは困難で、従業員目線で働きやすさを訴求することで、従業員が定着し、有望な新人も獲得しやすくなります。そうした環境が整備されている企業は成長性が高いと判断され、株式市場でも人気を集めて株価の連続的な上昇も見込めます
注意点は、従業員の働きやすさを確保して、やる気を引き出し、定着を促すのが目的ですので、強制は望ましくなく、自然に欲しいと思える従業員に適時に与えられるよう工夫することが大事です。

4.このニュースの活かし方

育児休暇に限らず、従業員の「不便だ」「こうした制度が欲しい」という声はしっかりと聞いてできる限りの対応をすることで、エンゲージメントが高まります。従業員は定着させるのが困難ですが、働きやすさを徹底して求めることで、人材は定着し、組織が安定して成長を続けることが可能となります

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