恵方巻大量廃棄から見える無茶な予算設定のパターン

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1.ニュースの概要

恵方巻の大量廃棄が毎年問題となっています。原因は消費は縮小しているにも関わらず生産は増やすから。粗利率の良い恵方巻の生産者は、予算設定の段階で前年以上の売上を見込むことが最大の問題です。
予算を設定する経営者が事実を把握することが解決のために不可欠で、経営者が実際に現場に立って売って見ることも、不合理な予算設定をしないための手法の1つです。

2,ニュースのキーワード

恵方巻、廃棄、予算、粗利率、市場縮小

3.ニュースのポイント

恵方巻市場は、炭水化物離れなどによりはっきりと縮小しています。そのため、予算は前年より控えめに設定しなければならないのですが、経営者はどうしても「頑張れば売れる」「新しいジャンルの恵方巻を開拓すればよい」と、現場任せで安易な予算を組んでしまいがちです。
これはクリスマスケーキや、バレンタインなどでも共通する現象ですが、賞味期限が短く、ケーキみたいに拡大市場でもない恵方巻にこうした予算設定は安直ではっきりと悪手です。

4.ニュースを受けた対策

恵方巻の予算は、市場の縮小に合わせて控えめにしましょう。経営者が現場に立って厳しい状況を理解し、間違っても売れ残りを従業員や顧客に押し付けないように気をつけましょう(炎上します)。

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