弁護士×公認会計士×CFPによる相続の定期健診を!

相続・事業承継

相続に関する問題は刻々と変化する

我々は一定の年齢になると毎年、人間ドックを受診します。時間の経過の中で不調をきたす体の部位を調べ、問題があれば早期に対応して健康を維持するためです。これは相続に関しても同様です。人は常に新しい活動をしています。その中で、相続上厄介な財産を新たに取得したり、相続人間の人間関係に変化が生じて、従前の予定通りに進まない事情が発生したりします。そのため、「相続検診」を定期的に受診することをお勧めしています。

相続検診の具体的な内容~短期目線

短期目線では、まず、被相続人が通常の生活をおくるための資産が確保されているか確認します。例えば、家を早めに相続人に移転しようと考えていても、その相続人が生活に窮しており、これを売却してしまうおそれがあるのでれば再考を余儀なくされます。

このほか、被相続人に、近い将来に急に万が一のことがあった場合、被相続人の配偶者や同居者が従前の生活を継続できるかを確認します。被相続人と同居する配偶者に、予め家の所有権を移転する遺言を用意したり、相続財産をすべて棚卸確認し、移転を妨げる事情の有無の確認や、ウェブ口座のパスワードの確認などを行い、相続手続がスムーズに行われるよう指南します。

相続検診の具体的な内容~中期目線

相続の中期目線では、生前贈与の活用による相続税の圧縮や、不仲な相続人に対する段階的な説得・合意形成に着手します。このような、急に始めてもなかなかうまくいかない事を、早めに着手することで、無理なくスムーズに相続手続を進めることが可能となります。

相続検診の具体的な内容~長期目線

相続はいつ発生するかわかりません。相続対策は、すぐに相続が発生しても、かなり先で発生しても大丈夫なよう、弾力性のあるかたちで準備する必要があります。相続税対策として、早い段階で相続財産の大半を相続人に移転してしまうと、被相続人の生活に支障が生じるおそれがありますし、相続準備が長期間にわたる中で、相続財産の得喪や、新規パスワードの得喪などの情報を失念すると、相続手続がスムーズに進まないおそれがあります。最終的に、被相続人の生活を確保しつつ、相続財産をスムーズ・円満に相続人の移転できるよう、そして、それがいつ発生しても良いよう、定期的な準備が重要になります

まとめ

相続準備はいつ発生するかわからない点で、幅広い準備が必要となり、そのためには、法律・会計・相続手続についての幅広い知見をベースに、一体的な診断を定期的に行うことが望ましいです。

当事務所では、相続案件について経験豊富な弁護士×公認会計士×CFPが短期・中期・長期目線を考慮しながら幅広く、奥深い相続対策をご提案しております。初回相談は無料です。是非、下記よりお気軽にご相談ください。

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