弁護士×公認会計士だからできる事業承継の売価を1桁あげる方法

相続・事業承継

M&A型の事業承継は専門会社に依頼するものと決めつけていませんか?

事業承継で最も重要なのは後継者の選定です。自身で後継者を探すことができればよいですが、適切な後継者がいない場合、誰かに相談してもらうより他ありません。ここで、マッチング機能を有しているM&A専門業者が、他のプレーヤーよりも使い勝手が良いのは事実です。しかし、マッチングする前に、弁護士×公認会計士に相談するとひょっとしたら、売値が1桁あがる場合もあるかもしれません。

セルサイド・デューデリジェンスの勧め

最初からM&Aありきで、大事な会社を全く見知らぬ人に売ることを考えている人は多くないと思われます。色々な可能性を考慮し、様々な知り合いにあたったが、最終的に良い後継者がみつからなかった、そういった手続のあと、M&Aを検討し始めるケースがほとんどかと思います。この、事業承継の検討を始めて、M&Aを決意するまでの間、少しだけ弁護士×公認会計士にお時間をいただけませんか?簡単に言うと、その間に企業診断をし、好ましくない部分を事前に修復しておくのです。

例えば中古車を買う場合、直近で不具合があったり、はっきりと目視可能な傷が車体にあったりすると、高値で売ることは難しくなります。そこで、店頭に出す前に目に見える傷や、少し調べればわかる不具合は事前に修復しておくことで、価格をあげることができます。

企業の譲渡も同様で、不具合の残った企業は買い手がつきにくく、仮についても買い叩かれやすいです。そこで、セルサイド・デューディリジェンスと呼ばれる総合診断を予め行ったうえで、会社を奇麗な状態にしておくと、会社の売価を大きく向上させることができるのです。

セルサイド・デューディリジェンスは法律面と会計面から調査

セルサイド・デューディリジェンスでは、まずは法律面で、係属中の訴訟がないか、クレーム等から訴訟に発展しそうなものはないか、問題のある契約書が作成されている先はないか、取引先との契約の継続に支障はないか、などをチェックし、事業承継により不安を残す事項があれば後継者選定中に解決してしまうのが理想です。

同様に、会計面で、収益状況や資産状況を確認し、重要な資産を確実に使用継続できるかや、資金繰りの安定性などに問題がある場合、事前に解決を試みます。また、M&Aにおける企業の対価は、「年間収益の〇倍」といったかたちで収益に比例して定められることも多いため、収益性を改善して、収益の高いタイミングで売る、という助言も行います。

まとめ

以上に整理したとおり、後継者選定に時間を要する場合、その時間を少し弁護士×公認会計士にお預けいただけると、企業診断のうえ、御社の価値を大きく上げる方法をご説明できるかもしれません。銀行やM&A専門業者は、M&Aを成立させることに注力するため、なかなか価格を上げるという点に関して丁寧な助言をいただける先は少ないと聞きます。「意外な高値で売れるかも」この点について最も的確な助言が可能なのは、実は弁護士兼公認会計士なのです。ちょっとした相談でも、セカンドオピニオンでも結構ですので、まずは下記よりお気軽にご相談ください。

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