商品を認知されたい、しかし広告宣伝費は多く出せない
起業当初は、なかなか自社の商品やサービスが潜在顧客に認知されません。広告宣伝費をたくさんかければよいのでしょうが、そのような金銭的な余裕もないというのがスタートアップのつらいところです。
ここで、実はある当たり前のことをすることで、商品・サービスをバージョンアップし、口コミで広まるという「二度おいしい」効果が得られます。本稿ではその手法を紹介したいと思います。
顧客が負担なくコメントできる環境を整えよう
新しくYouTubeを始めた人はあることを必ず行うといわれています。
「コメントにすべて返事を書く」です。
コメントしてくれるということは少なからず自身の作品に興味を持っており、いわば潜在顧客です。コミュニケーションを深めてより仲良くなり、自身の確定的な顧客になれば、というのが1つ目の目的。2つ目は、こうしたコメントの「~したらより良い」「~だったらいいのに」といった意見が実は顧客ニーズそのものであり、これを叶えるような動画を作成することで人気が上がっていくのが2つ目の目的。3つ目は、そのように、顧客の意見に応じた作品は高い確率で当該コメント者から口コミで広まるという点です。
起業時の商品・サービスの売り込みも同じで、すぐに商品・サービスを買ってくれなくとも、意見をくれる人はいるはずです。そうした意見に丁寧に答えることで、自社商品に興味を持ってくれる人を顧客に取り込み、商品・サービスを、顧客ニーズにより合うよう改良し、口コミで広まっていくのです。
「負担なく」を徹底的に意識しよう
このように顧客の意見はどんどん集めていくべきですが、ストレートにアンケート用紙を渡して記入をお願いすると嫌がられます。「面倒くさい」からです。
YouTubeでは視聴者は好きな時間に好き勝手コメントできます。負担が少ないから忌憚ない意見や自由な発想が次々と書き込まれ、動画作成のネタがどんどん積みあがっていくのです。
起業時の顧客の意見の収集も、徹底的に「負担感をなくす」ことが重要です。LINE登録していつでもどんなことでも意見できるといった、顧客目線でやらされている感のない環境を整備することが必要です。
まとめ
起業時には、とにかく潜在顧客とコミュニケーションを深めて、どんどんニーズを発掘し、口コミを広めていくことが大事です。
当研究所では、潜在顧客とのコミュニケーション戦略、収集データの分析、新商品開発戦略、財務分析等を総合的に対応しております。お困りごとがありましたら、下記よりお気軽にご相談ください。
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