IT意思決定の重要性
日々新しい技術が開発され、有力なITツールをできる限り早い段階で導入する必要性が増しています。ITに関する適時適切な意思決定が必要なのですが、ほとんどの人はITの中身をあまり理解していないという問題があります。本稿では経営者がITに関する判断をするうえで必要なことを整理します。
数字と専門家の説明頼りの危険
多くの場合、ITの意思決定においては専門業者にいくつかの選択肢を用意してもらい、それぞれの説明を受けて経営者は判断します。しかしその判断は決してITの内容を理解してのものではなく、数字(特にコストと収益性)だけを追ってしまったり、業者の説明を鵜呑みにしてしまう(業者の説明の仕方で判断が変わってしまう)ことが多いです。これでは適時適切な意思決定には程遠く誤った判断をしてしまうリスクも高まります。
IT用語を理解しよう
ITに関する意思決定をするうえで、まずは単語から理解していきましょう。英語もまずは単語の意味を理解して覚えることから始めるように、ITに関するコミュニケーションも単語が基本です。
ほとんどの単語は検索サイトに入力すれば丁寧な説明が出てきます。英単語を1つ1つ辞書をひきながら学ぶよりもはるかに楽ですので、まずは地道に単語知識を増やしましょう。
システムの概要や長短を書類を見ながら理解できるようになろう
単語を覚えてきたら次はシステム構成を何となくですが理解できるようになってきます。できればシステム全体を理解して意思決定するのが望ましいですが、そこまで学習する余裕がないことが多いため、図面や説明書類を見ながら、システムがおおよそどのようなものであり、どのようなメリット・デメリット、リスクがあるかを理解できるレベルまでは到達したいところです。ここまでたどり着けばほぼITに関して大きな判断ミスをする可能性は低くなります。
まとめ
ITは難しいですが、英語の勉強を1からしてきたことを考えればそれほど困難なものではありません。地道に勉強すれば十分、業務で使える水準の理解を得ることは可能です。
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