名誉棄損問題に巻き込まれないための対応策

リスクマネジメント

1.名誉棄損問題の概要

ダウンタウンの松本氏の問題に起因し、先日は橋下氏が名誉棄損訴訟で敗訴し、サッカー日本代表選手までスキャンダルに巻き込まれる今年は、名誉棄損問題に巻き込まれないためのリスクマネジメントに大きな変化がありそうです。
名誉棄損は、主に著名人を相手に、その評価を下げる「事実を提示する」ことを指します。SNSの普及した現代では簡単に不特定多数の人に事実の適示ができるためリスクが高まっています。

2.名誉棄損問題のキーワード

名誉棄損問題のキーワードは「真実性の証明」。民事訴訟では、名誉を棄損された原告は「名誉を棄損された」と主張するだけで、被告が、適示した事実が真実であると信じるに足る十分な根拠を有していた、ことを証明する必要があります。これを、「真実性の証明」と言います。

3.リスクマネジメントのポイント

橋下氏のケースでは、被告による事実の表現に問題があったことが指摘されつつも、ベースとなる事実自体は証明されたとして被告勝訴となりました。
名誉棄損問題のカギは、一連の表現行為の中の中核的な事実について十分な証拠があるか、という証拠マネジメントに尽きます。

4.このニュースを前向きに生かす方法

以上をふまえて、不祥事につながりそうな予感を感じたらすぐに録画・録音するなど、証拠を残すことに徹することがリスクマネジメントの基本中の基本になります。
とはいえ、密室でのやりとりでは証拠を残すのが困難。一見の女性とは密室に留まらないことは、自己防衛の基本中の基本として定着していきそうです。

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