便利な顧問契約の選び方

顧問契約

顧問を選ぶ要素

顧問契約をする際に、便利な相手とはどのような相手でしょうか?

  • 相談したい分野に精通した人
  • 相手とうまく交渉してくれる人
  • 相談したい時にすぐに捕まる人

など、いくつか要素があるかと思います。しかし、これらはそう望めば望むほど反対要素もまた大きくなり決断しきれない要因となりがちです。

問題点

まず、「相談したい分野に精通した人」要は専門性の高い人ですが、ある分野で専門性が高いということは別の分野では専門性は低く、相談しにくいということにつながりがちです。企業をとりまく課題は複雑かつ流動的ですので、例えばある時に労働の専門家に相談する必要性が高くとも、少し先には別の分野に知見の深い人に相談する必要が高まるかもしれません。

また、「相談したい時にすぐに捕まる人」は、要は暇な人で人気がないということかもしれませんし、今は「実力のある無名の人」であっても、いつ有名になりなかなか時間をとってもらえなくなるかもしれません。

マルチスキルの有効性

大企業は専門性重視で相談案件の分野のエキスパートに相談することで一貫します。しかし、これをすると相当なコストがかかりますので、中小企業では取り入れにくいのが現状です。

そこで考えられるのが複数の専門分野を持つ人への一括相談。相談したい分野について専門性を持ちつつ、時間なども弾力的に対応してもらえます。少なくとも、複数の専門家に相談すべきところを1つで済むこと自体が大きなメリットです。同じことを何度も説明する手間が省けますし、こうして共通事務が省略できれば、顧問側も拘束時間が減少するため、顧問料も安くなるという一石二鳥につながるのです。

終わりに

というわけで、中小企業は、いわゆる名門事務所へ相談するよりも、複数の分野を取り扱う事務所にまとめて相談するのが、時間的にもコスト的にも得策です。最近は対面しなくとも、ネット相談もできますので、忙しい専門家であっても、きちんとルールを定めておけば、タイムリーな相談時間は十分確保できるでしょう。まずはそうした相談先を検索して調べておくと有事の際に役立つと思われます。お困りごとがございましたら下記よりお気軽にご相談ください。

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