DXに取り組まないリスク

コンサルティング

DXは面倒だという声も

DXに取り組むのが面倒くさいという声をしばしば聞きます。システムを入れ替えて、1からやり方を覚えて、ミスしたら誰かに聞いて、コストもめちゃくちゃかかって・・といいことなしだとして諦めたくなる気持ちはわかります。

しかし、今、DXに取り組まなければ大きく損をしてしまうおそれも大きいです。本稿ではこうしたDXに取り組まないリスクを紹介いたします。

ミスに基づく損害賠償リスク

デジタルに頼らずに紙媒体で業務を処理し、手計算で数字を確認すると、人間ですのでどうしてもミスをします。たかがミスですがされどミス。情報の複雑化した社会ではそれが思わぬ大きな損害賠償リスクにつながるかもしれません。

デジタルソフトを活用して、マニュアルに則って処理をしていれば、仮にソフトが誤った対応をしたとしても予見可能性なしとして損害賠償を免れられる可能性があります。そう考えるとデジタル移行をせざるをえないでしょう。

騙されるリスク

特に流れ作業で業務を行っている際、細かな違いには人の判断力では気づかないおそれがあります。意図的であるか過失であるかを問わず、こうしたイレギュラー見落として誤った処理をして出金してしまうと、二度と戻ってこないおそれも生じます。

デジタルソフトで処理を行っていると、少なくともこの小さな違いは検出されます。それをどう評価するかは人間の判断力に依るのかもしれませんが、少なくともここが検出されるだけで騙されるリスクは大きく低減できます。

若手人材が離職するリスク

近時、就職市場は売手市場で、テレワークの完備を要求する若手も増えています。また、雑用を嫌い、創造的な仕事中心の配属を希望する人も増えています。

DXを導入すれば事務作業は機械に任せて創造的な仕事に集中できますし、テレワークもやりやすくなります。DXに取りくんでいないことで、この点に対処されないと知った若手社員が辞めてしまったり入社してくれないリスクも非常に大きなものです。

まとめ

DXは大変な作業ですが、目先のことだけでなく将来的な損得まで広い範囲で考慮して検討すべきです。いつかは導入しなければならないことだと考えれば、早めにやろうと思えるのではないでしょうか。

当研究所では、DXに取り組み法律的・会計的・経営的意義をふまえて、御社の業務の高度化に貢献いたします。下記よりお気軽にご相談ください。

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