起業に必要な仲間の集め方

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起業時に仲間を集める必要性

起業時には、「大切な自社の業務は全部自分で見る」と思う方もおられるかもしれませんが、なかなかそれは困難ですし、仮にこなせたとしても、事業運営に必要なスピードの維持が難しいかもしれません。そのため、起業を実現させるためには頼れる仲間を集める必要があります。

コア業務とノンコア業務の分別

集める仲間は優秀で、何でもできる人が望ましいですが、最初からそのような優れた人をバッチリ揃えるのは難しいでしょう。このような時、自社の必要不可欠な機能(コア業務)と、そうでない機能(ノンコア業務)を分別して考えて見るのが効果的です。

コア業務を任せられる人を探そう

コア業務に関しては、たくさんの業務をこなしてスキルを磨き、ノウハウを発展させる必要があります。これにより、自社の商品やサービスの品質が向上し、対外的な認知や信頼も向上していくからです。そのため、コア業務は正社員、できる限り中心メンバーが集中的に行うべきです。こうして考えると、「自社のコア業務を任せられる人」を仲間として集めるべきことはわかるかと思います。

ノンコア業務はコストカットを意識

逆にノンコア業務に関してはたくさんこなす意義は低いため、パートタイムや外注に任せてコストを削減する方が企業の成長につながります。例えば見込み客への機械的な営業電話などは、アルバイトや外注に任せる企業がほとんどかと思います。

フェーズ毎の注意事項

ここで注意すべきは、企業のフェーズによって、ある時にノンコア業務であったものが、コア業務に変わるケースもあるということです。例えば記帳や税務処理は起業時にはコア業務ではなく、外部の税理士等に任せることが多いかと思います。しかし、IPOを目指す段階に至ると、自社内にしっかりとした会計処理のできる組織が必要であるため、適切な会計人材を集める必要が生じます。

仲間の集め方

最後に、こうした仲間の集め方について整理したいと思います。起業は将来が不安定であるため、なかなか仲間を集めにくいのが現状です。ここで人を動かすのは「熱意」と「共感」です。大学時代や会社員時代の仲間に、熱く自身の思いを語り続ける、任意の講演や勉強会、業界の会合等にこまめに出席して積極的に名刺交換する。SNSで恐れずにどんどん友達申請し、自身の思いを発信していく。こうした地道な作業の積み重ねにより、良い仲間に出会える確率があがっていくでしょう。

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