事業再生のための資金と人材を同時に調達する方法

事業再生

コア技術を有しているもののこれを活用できていない残念な企業

収益を産む力のあるコア技術を有しているにもかかわらず、これをうまく活用できていないために、事業再生の危機に瀕しているというパターンはしばしばあります。コア技術があるので、これをきちんと事業化すれば再生できるのですが、事業を遂行するための資金と、人材が不足しているという状態。両者をいかにうまく調達するかが再生のカギを握ります。

スポンサーから両者を同時調達

ここで、スポンサーを募り、事業資金と優秀な人材を同時に調達するスキームがしばしば採用されます。スポンサーに出資してもらうのです。これにより、出資された資金を事業に活用できるうえ、出資に伴い、スポンサーは役員を当該企業に派遣して事業の遂行を見届けるため、当該事業に詳しい優秀な人材を出してくることが期待されます

スポンサーを探す方向性

このスポンサーをどう探すかですが、基本的には、コア技術のポテンシャルをきちんと把握している先が望ましく、相手がコア技術を評価していればいるほど話はスムーズに進みやすいでしょう。

他方で、スポンサーが当該コア技術を強く欲しがっているようなケースでは、役員派遣後に企業ごと乗っ取られるリスクが高まるため、あくまでコア技術を活用した事業によるリターンを期待しているにとどまる先を探す必要があります

まとめ

優れた技術があれば、必ずこれを活かすための資金や人材を確保する手段は見つかります。事業がうまくいかない場合であっても早めに専門家に相談のうえ、これらを調達する再生スキームを検討すべきでしょう。当研究所では、技術とファイナンスに両方詳しい弁護士・公認会計士・弁理士がこうした事業再生を支援しています。下記よりお気軽にご相談ください。

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