士気が高止まりする組織の構築法

コンサルティング

社会にインパクトを与えよ

ゲーム業界では、平凡なソフトをいくら出しても売上は伸びず、ヒット作1本出るか否かが年間の営業成績を大きく左右すると言われます。顧客のニーズは単純明快で「高いクオリティ」。これは努力すれば達成できるものではない点で市場を複雑にしています。
ゲーム業界に限らず、どのような組織でも、大きな成功をあげるためにはインパクトを継続的に出していく必要があります。本稿ではそのための組織マネジメントを整理したいと思います。

基礎ができたら徹底した意識醸成を

ルーキーの最初の課題は、簡単な仕事を確実にこなせるようになることです。社員教育をここから始めることは間違いではありません。しかし、ここで歩みを止めてもいけません。一定の時期を過ぎた後は、創造的な仕事をして社会にインパクトを与えなければならないことを繰り返し説き、この点の意識付けを行うべきです。

フラットな会合で広い視野を確保せよ

創造的な仕事は、平凡な生活からは着想を得ることができません。そのため、業務時時間外に異業種の取り組みに広く触れるのが望ましいのですが、時間外の活動を制約することはできません。
ここで、組織内で部署や役職の垣根を取り払ったフラットな意見交換会を定期的に開催することが有効です。星野リゾートなどが採用している手法で、これにより、他の立場の人の知見や考え方に触れながら組織内の相互理解を深めることができます。

失敗を許すラインを明確に定めよ

創造的な仕事をできるようになるには、多少の失敗は必要な犠牲であり、目を瞑る必要があります。しかし、常に失敗を許容しえていると、いわゆる「失敗の罠」というものに嵌まってしまい、本気でインパクトを起こそうという気持ちが薄れてしまいます。そのため、失敗をどこまで許容するか一定の線引きは必要です

まとめ

平凡な仕事で満足している企業はちょっとした外部環境の変化で簡単に苦境に立たされてしまいかねません。社会にインパクトを与えようとするギラギラした組織であり続けることは生き残るためにも重要なことです。
当研究所では、経営管理大学院で組織やリーダーシップを本格的に学んだ弁護士・公認会計士が御社のより良い組織設計に尽力いたします。下記よりお気軽にご相談ください。

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