別れ際のゴタゴタを避ける対処法

離婚

別れ際は人生最大のリスクかも

博多のストーカーによる殺人事件には本当に心を痛めます。ただでさえ、ストーカー被害を受けながら精一杯いきている方が、なぜこんな理不尽な犯罪に巻き込まれなければならないのか、ストーカー関連の法律の被害者保護の仕組みをもっと充実させる必要性を強く感じさせる事件でした。

これはかなり異常かつ理不尽な事件ですが、人は離婚に限らず、交際関係の解消も含めるとそれなりの回数の「別れ」を経験します。しかし、相手によってはこの「別れ」が人生最大の危険を引き起こす可能性があります。今日は、この解消をどうすればよいかについて整理したいと思います。

まず何より身を守ることが第一

ストーカーや執着心の強い相手が、別れを切り出されて激しい暴力に転じるケースはたくさん報じられています。まずは相手を把握したうえで、どのように別れを伝えるか戦略を決める必要があります。身の危険のある場合、メールやSNSで伝えるのも大事な手法です。そうした場合、ほとんどの相手は「ちゃんと会って話をしよう」と言うでしょう。しかし、身の危険を感じる場合、会っては絶対にいけません。離婚の場合はもちろん、単純な別れの場合にも弁護士を通じて話を進めることも検討すべきです。

交際期間中のお金の精算

別れは納得したものの、交際期間中に支払った金銭の全額請求を求めてくる相手もいます。しかし、交際期間中の出費は既に費消済であったり、純粋な贈与であるため、返す義務は多くの場合ありません。とはいえ、完全に突っぱねては話がこじれますので、相手に買ってもらったもので、現在残っているものなどは返す方向で話をした方が良いケースもあります。

相手がこうして全額返還を請求するのは嫌がらせの意味合いも強いため、どこかで話し合いを終える必要があります。その場合にも、相手の逆上が予測されるため、弁護士を通じた話し合いを検討した方がよいでしょう。

交際期間中の写真の消去

交際期間中の写真を悪用されたくないため、消去してほしいとこちら側から要求したいケースも多いです。しかし、これを実効力ある方法で強制するのは難しいです。相手が仮にスマホ内の写真を自主的に消去したとしても、バックアップをとっているおそれがあるからです。

相手にどうしても消去してほしい写真がある場合、別れを切り出す前にうまく話しをして消させるのが最も確率の高い方法で、この点に関しては弁護士はあまり力になれないかもしれません。

親族や再交際相手への嫌がらせ

これも最近多いケースで、円満に別れたつもりであっても、その後執拗に自身の知り合いにSNS等を通じて嫌がらせをすることがあります。

これは頻度や程度が一線を超えると犯罪になります。相手の嫌がらせを確実に証拠に残して弁護士や警察に相談すべきでしょう。

まとめ

離婚や別れ話の際には思わぬリスクが降って湧いて出ることがあります。それは100%相手が悪いことであっても、生命に関わる以上、自身で自衛することが必要です。

当研究所では、こうした修羅場の立ち合い経験の豊富な弁護士が、別れ話をする少し前から、比較的低廉な価格で顧問契約を締結し、最善の戦略策定とタイムリーな助言サービスを提供しています。お困りの際はご遠慮なく下記よりお問い合わせください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました