弁護士がFP風に助言。債務整理のベストタイミング

事業再生

債務整理は簡単

債務整理は、もう10年以上にわたり、法律事務所や司法書士事務所が苛烈な広告合戦を繰り広げています。なぜ広告合戦が起きるかというと、債務整理は手続が簡単で、資格を有しない事務員主体で流れ作業で処理できるからです。

このように債務整理は実は簡単で、やろうと思えばいつでもできる、という点をまずおさえておいてください。

債務整理をすると困ること

他方で、債務整理をする側からすると、債務整理は一大事です。それまで苦しんできた借金から解放されますが、代わりにブラックリストに載るなどして、しばらくの間ローンを組めなくなってしまうなど、向こう数年間にわたって不都合が生じることもあります。

債務整理をしながら、ローンを支払って住んでいるマイホームを維持する手段はありますが、仕事で使用する車のローンを組めない、手放さざるをえなくなる、などの不都合が生じることもありえます。

人生100年時代。最後まで見据えた債務整理を考えよう

こうして、法律事務所等は早期の債務整理を勧めてきますが、少し冷静にデメリットを考えてみましょう。人生100年時代、先はまだまだ長いです。その中で、この先どのような不都合があり、いつ、まとまったお金が必要なのか、FPである私はこうした検討は日常的に行いますが、弁護士や司法書士はこのように人生を線で見る方は少なく、今という一点だけを見る方が圧倒的に多いのが実情です。

しかし、債務整理は簡単でいつでもできますし、デメリットもあることをふまえると、簡単に整理を決断せずに、じっくり人生設計全体を見直してからでも遅くはないでしょう

副業?借り換え?我慢の手段はいくつかある

債務整理をしないとなると、頑張って借金の返済を続けなければいけません。しかし、そのための手段は近時、増えています。

まず、収入が少ない場合、転職を検討するのも一策です。検討するだけならば費用はかかりませんし、思わぬ高収入の転職先がみつかるかもしれません。

転職までしなくとも、あいた時間を活用して副業を行ってみても良いかもしれません。これまでの経験を電子書籍化して販売したり、民泊事業をするなどが流行しています。

また、より金利の低い先に借り換えをするのが有効なケースもあり、我慢して借金の返済を続ける選択肢は意外にたくさんあります

まとめ

当事務所では、債務整理案件の経験も豊富ですが、FP業務と組み合わせ、債務整理の要否やタイミング、借金返済を係属する手段についての相談・助言も対応しております。債務整理したいけれども少し悩みもある、というような方は下記よりお気軽にご相談いただければ幸いです。

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました