老後資金の攻めと守りを両立させるための手法

相続・事業承継

老後資金の重要性が増加

健康寿命が延び、老後資金の必要性が高まっています。働ける年齢まで働いて、年金をもらってもそれだけではなかなか充実した余生を過ごすことはできません。そのため、リタイヤ前から計画的に老後資金を構築し、リタイヤ後もこれを安全に運用していく必要性が増しています。
そこで本稿では、老後資金の攻めと守りの戦略をFPと弁護士の観点から紹介します。

人生100年時代?

人生100年時代とも言われます。アメリカの大学の研究では結局新しい疾病や疾病の発見リスクなどから人の寿命は100歳までは延びないだろうとも言われていますが、健康寿命が80代後半まで延び、その後、介護も含めて100歳前後まで生きる可能性はあり、老後資金は最悪(?)のケースを考えると100歳までの生活資金を確保しなければならないということになります。

安全運用の必要性

老後の期間が長くなると、退職金だけでは老後資金としてどうしても不足します。そのため、体が動く限りは働いて老後資金を上乗せすることが必要ですが、それだけでなく、多少の退職金などの運用の必要性も高まっています。
とはいえ、この運用は少し先に老後資金として取り崩すもの。あまり大きなリターンは求めずに比較的安全性の高い投資で着実に老後資金を増やすことが必要です。国債のように安全だからリターンの低い投資では足りませんが、海外投資を含め、ポートフォリオを十分に分散した投資信託などでトータルで休眠預金よりも老後資金を増加させることができれば成功です。

詐欺という巨大リスク

近時、高齢者向けの特殊詐欺が巧妙化しています。「オレオレ詐欺」のようなATMから送金するパターンではATMの近くに行員を配置して被害を防止することもできましたが、近時は高齢者のスマホから直接送金するパターンが増加し、周囲が防止しにくい形式の犯罪が増えています
詐欺で老後資金を失ってしまわないよう、弁護士の助言を仰ぐ必要性も高まっています。

攻めのFP活用と、守りの弁護士活用

こうして見ると、老後資金を安全に増やす攻めの戦略と、詐欺などの被害から身を守る守りの戦略の2つの側面から老後資金の活用は検討される必要があります。前者が得意なのがFP、後者が得意なのが弁護士ですので、老後資金の扱いについては頼りになる弁護士とFPを確保しておくことが必要です。

まとめ

人生100年時代を完走するためには、老後資金を適切に積み立て、運用し、守り切ることが必要でその遂行のためには様々な専門家の協力を仰ぐことが望ましいです。
当研究所では、投資や防犯に詳しい弁護士・CFP・MBAが貴方の老後資金に関するご相談全般に対応いたします。下記よりお気軽にご相談ください。

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