起業当初こそ「PR」を大事に

起業

PRの意味

PRという言葉は誰もが耳にしたことがあると思います。しかし、その本当の意味を理解しているでしょうか?

PRとはPublic Relation日本語訳すると公の関係性という意味で、企業が事業活動を行ううえで接するあらゆる取引相手や顧客、ステークホルダーとの関係を前向きにマネジメントすることを指します。決して特定の相手に自社をアピールすることを意味するものではなく、かなり広い意味です。

そして、起業当初こそ、このPRを大事にすべきと思います。

金払いの悪いクレーマーは排除すべきか

善意で商品やサービスを本来の価格より安く売ると、多く売れます。しかし、こうした安売りでは、必ずといって良いほど、理不尽なクレーマーが現れます。安いから売主をなめていると思われる客で、大手業者は、こうした客を発生させないよう、また、過度に相手しないようにしています。では、起業当初の事業者はどうでしょうか。

起業当初はとにかく忙しいです。そのため、理不尽なクレームには反論したり、無視したりしがちです。しかし、こうした客も公の関係性を有する中の一人。クレームに真摯に向き合うことで、自社サービスを高度化させる機会となるかもしれませんし、将来、上客になってくれるかもしれません

起業当初はとにかく公の関係性を有する先が少ないです。そのため、1つ1つの関係性を大事にする必要があります。

LTVの極大化を意識せよ

どの規模の事業者でも、新規顧客の獲得は簡単ではありません。そのため、今有する顧客関連性を大事にし、1人の顧客が生涯にわたって自社に支払ってくれる対価(LTV)を極大化する意識が大事です。

過去の顧客だが最近、商品を購入してくれていない、というような顧客にDMを送付して自社の存在をリマインドしたり、月1回商品を購入してくれる客とより仲良くなって購入頻度をあげるといった取り組みが大事です。

PRというと、「アピール」というイメージがありますが、決して積極的な販売促進行為だけでなく、何気ない会話の中で相手を少し心地よい気分にさせることで、相手が自社の存在を意識し、購買に至ることもあり、時と場合に応じて柔軟に組み合わせる必要があります

まとめ

起業当初は、とにかく関係性が乏しいのが最もしんどいところで、少ない関係性をいかに大事に育てていくか、マネジメントの手腕が問われます。

当研究所では、経営にも詳しい専門家がPRの手法やあり方についても相談対応しています。下記よりお気軽にご相談ください。

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